坂戸市議会 1999-09-22
09月22日-委員長報告、討論、採決-07号
○
塘永真理人議長 次に、
山田吉徳文教福祉常任委員長。 (
山田吉徳文教福祉常任委員長登壇)
◎
山田吉徳文教福祉常任委員長 文教福祉常任委員会における
審査経過の概要につきまして御報告申し上げます。 本委員会に付託されました議案は4件であります。以下審査の過程において論議のありました主なものについて申し上げます。 初めに、議案第33号・「平成11年度坂戸市
一般会計補正予算(第1号)を定める件」について申し上げます。まず、歳入の関係でありますが、「8月14日
赤尾地域の保育園で床上浸水があり、
少子化対策臨時特例交付金で支援運用できないか」との質疑に対し、「災害時の援助金は県に確認したが、現時点では困難である」との答弁がありました。 次に、歳出の関係でありますが、「たけの
こクラブの経過は」との質疑に対し、「平成8年
浅羽野学区に
学童保育所設立を望む会の保護者との話し合いにより、平成9年4月花影町の現在の場所に設置したが、安全性、近隣との関係、地主の御協力により、
臨時特例交付金で対応した」との答弁があり、「施設周辺の意見を聞き、地域に受け入れられる
学童保育所の運営をしてほしい」との要望があり、続いて「
保育情報システムの説明を」との質疑に対し、「
保育児童台帳の管理など
コンピューターで処理し、保育所の
空き情報、
待機情報など一元管理することにより、
ネットワーク化も図りたい」との答弁があり、「
エンゼルプランとの関連ではどのようになるのか」との質疑に対し、「将来的には総合的な子育ての
地域支援を展開してまいりたい」との答弁がありました。また、「
日常生活用具給付費は
増額補正であるが、
増額要因と見通しは」との質疑に対し、「身障者がふえている状況である。
福祉機器の進展により、
在宅福祉に切りかわっているため、ふえる傾向とみている」との答弁があり、「たけの
こクラブの今回の移転で、どのような悩みが解消されるのか」との質疑に対し、「現在
登録児童は33人、78.67平方メートル
床面積増となり、1人当たり3.9平方メートルである」との答弁があり、「
子育て支援センターの内容は」との質疑に対し、「
児童福祉法の改正により、
地域子育て家庭への
支援施策として相談、助言、講習会などとともに、保育園の
空き情報など行いたい」との答弁がありました。また、「2年前
学童保育所のバックアップする法律は、性格からどういうものか」との質疑に対し、「
改正児童福祉法により、
学童保育事業については、小学校に就学している昼間保護者のいない10歳未満の児童を対象に授業終了後適切な健全育成を図ることが定められ、市町村において利用促進の義務が課せられている」との答弁があり、「
学童保育の管理、維持の実態は」との質疑に対し、「今後は県の
報告聴取、立入検査の義務など課せられており、運営面のみではなく、総合的に努めたい」との答弁があり、「市内の
学童保育の中で小動物と遊戯室などで一緒に遊ばせていることは人畜共通の病害もあり、掌握しているのか」との質疑に対し、「施設の
巡回指導をしているが、幾つかの施設で認識している」との答弁があり、「周りの除草はどこがするのか」との質疑に対し、「保護者、指導員を中心に行っている」との答弁があり、「8月13日国旗及び国歌法案が成立したが、
学童保育所における国旗の掲揚、管理の考え方は」との質疑に対し、「県などの指導により、市の対応をしたい」との答弁がありました。また、「小・中学校の空調設備で、
職員会議で使う会議室は」との質疑に対し、「当面は各学校内で上手に活用したい」との答弁がありました。 次に、議案第36号・「平成11年度坂戸市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を定める件」について申し上げます。まず、「
届出勧奨システムは市民にとってどのようなメリットがあるのか」との質疑に対し、「従来から
手処理事務を
コンピューター処理により、事務の正確性、効率化が図れる」との答弁がありました。 次に、議案第39号・「坂戸市
入学準備金貸付条例の一部を改正する
条例制定の件」について申し上げます。「今回
居住地要件の制約の緩和であるが、これまでのケースはどうだったのか」との質疑に対し、「平成11年度は2人であり、貸し付けを実施し、断った件数はない」との答弁がありました。 なお、議案第37号・「平成11年度坂戸市
老人保健特別会計補正予算(第1号)を定める件」については、執行部の説明により、これを了承したところであります。 かくいたしまして、本委員会に付託されました議案4件につきまして採決いたしましたところ、それぞれ総員をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以上で本委員会の報告を終わります。 (
山田吉徳文教福祉常任委員長降壇)
○
塘永真理人議長 以上をもって、委員長の報告は終わりました。
○
塘永真理人議長 これより各案件につき、単独質疑、討論、採決に入ります。
○
塘永真理人議長 日程第1・議案第33号・「平成11年度坂戸市
一般会計補正予算(第1号)を定める件」について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより議案第33号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
塘永真理人議長 日程第2・議案第34号・「平成11年度坂戸市
坂戸都市計画事業石井土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)を定める件」について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより議案第34号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
塘永真理人議長 日程第3・議案第35号・「平成11年度坂戸市
坂戸都市計画事業関間四丁目
土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)を定める件」について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより議案第35号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
塘永真理人議長 日程第4・議案第36号・「平成11年度坂戸市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を定める件」について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより議案第36号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
塘永真理人議長 日程第5・議案第37号・「平成11年度坂戸市
老人保健特別会計補正予算(第1号)を定める件」について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより議案第37号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
塘永真理人議長 日程第6・議案第39号・「坂戸市
入学準備金貸付条例の一部を改正する
条例制定の件」について、
委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより議案第39号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
塘永真理人議長 日程第7・議案第40号・「
工事請負契約の締結について」、
委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより議案第40号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
塘永真理人議長 日程第8・議案第41号・「
市道路線の廃止について」、
委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより議案第41号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
塘永真理人議長 日程第9・議案第42号・「
市道路線の認定について」、
委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより議案第42号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
塘永真理人議長 日程第10・議案第43号・「
市道路線の認定について」、
委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより議案第43号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
△日程第11 議案第38号 坂戸市
教育委員会委員の選任について
○
塘永真理人議長 日程第11・議案第38号・「坂戸市
教育委員会委員の選任について」を議題といたします。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 おはかりいたします。 ただいま議題となっております議案第38号は、これに同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。
△日程第12
人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件
○
塘永真理人議長 次に、日程第12・「
人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件」を議題といたします。
○
塘永真理人議長 これより質疑に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 おはかりいたします。 ただいま議題となっております「
人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件」は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、「
人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件」は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 提案のありました3名の方につきましては、順次おはかりをいたします。 最初に、坂戸市日の出町6番15号、安川保雄さんを適任者と認めることに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、安川保雄さんを適任者と認めることに決定いたしました。
○
塘永真理人議長 次に、坂戸市大字石井356番地、小川節子さんを適任者と認めることに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、小川節子さんを適任者と認めることに決定いたしました。
○
塘永真理人議長 次に、坂戸市大字森戸556番地の1、新井敏夫さんを適任者と認めることに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、新井敏夫さんを適任者と認めることに決定いたしました。
△日程第13 請願について
○
塘永真理人議長 日程第13・「請願について」。 議請第1号・「安心できる介護保険の実現を求める件」を議題といたします。
○
塘永真理人議長 本件に関し、文教福祉
常任委員長から報告を求めます。
山田吉徳文教福祉常任委員長。 (
山田吉徳文教福祉常任委員長登壇)
◎
山田吉徳文教福祉常任委員長 文教福祉常任委員会における
審査経過の概要についてご報告申し上げます。 さきの6月定例会において、閉会中の継続審査に付されておりました議請第1号・「安心できる介護保険の実現を求める件」につきましては、2回にわたり審査が行われました。以下審査の過程において論議のありました主なものについて申し上げます。 初めに、6月10日開催の委員会について申し上げます。冒頭紹介議員から「現在坂戸市が実施している介護、ホームヘルパーの派遣や施設介護への補助など実施されているが、介護の水準を下げることがないようにということであり、全国市長会総会での低所得者の軽減措置や施設の整備について、国は必要な財政資本をということを決議しており、保険料や使用料が高くなるのではという不安からの請願趣旨である」との意見がありました。この意見に続いて、当日は委員と紹介議員を中心に質疑、応答が行われました。 初めに、「介護保険が市民・国民全体の関心事であり、坂戸市の福祉充実、介護に関する水準を高めていただきたいための請願である」との意見があり、「市は効果のある介護保険を目指して、国の制度が固まっていない部分もあり、市民対象者などへのアンケート調査を実施し、坂戸方式と言えるしっかりしたものを策定しようと意気に燃えている。行政としてもよりよいものをと理解している」との意見とともに、「介護保険料の高齢者負担は県、市町村に補助金という指針も明らかになると考えるため、継続審査にしたい」との意見が出され、全員がこれを了承したところであります。 次に、8月3日開催の委員会について申し上げます。冒頭紹介議員から「介護認定審査会が10月から本格的にスタートする。現行より後退させることなく一層のサービス水準の向上を図るための市民の声であり、安心できる介護保険の実現を求める趣旨を理解していただきたい」との意見があり、これに対し「鶴ヶ島市では署名と請願との内容が違っていたため否決されたと聞いているが、坂戸市では請願のみでしかわからない」との質疑に対し、「請願事項5点をまとめた形で請願の趣旨として提出されたものととらえている」との答弁がありました。これに対し、「介護保険の策定委員会は、全国規模で行われている。請願は学校栄養職員、義務教育費国庫負担の軽減をしないようになど、全会派一致のもとで取り決めが議会としてもできており、議員各位の相互信頼の中で6月議会での継続審査となっており、策定委員会の中で他市に先駆けて坂戸市の制度は今より下げないと答弁されている」との意見があり、「全会派一致が原則は心得ている。反省する点もあるが、内容を受けとめ、採択していただきたい」との意見があり、「意見交換は好ましい委員会ではない。策定委員会で市長に答申し、市長は条例を制定し、議会に
条例制定案が出てきたときに十分審議しなければならないと考えている」との意見があり、これに対し、「この請願は策定委員会の論議の中であり、署名を添えての請願について認めるかどうかである」との意見があり、「6月議会で取り下げる旨の要請もしているし、他市にも提出されていることから、請願者に考え直しできないのか」との意見とともに、「議会ルールを守っていただき、介護保険に対する認識度が高いことから、市長は市の実績に沿った市民に理解できるような介護保険の制度としたいと述べられており、時期的な問題もあり、十分再考していく必要がある」との意見がありました。 その後質疑が終結され、討論に移りましたところ、反対、賛成の討論がそれぞれ行われました。 かくいたしまして、本委員会に付託されました議請第1号につきまして採決いたしましたところ、起立少数であったため、不採択とすべきものと決した次第であります。 以上で本委員会の報告を終わります。 (
山田吉徳文教福祉常任委員長降壇)
○
塘永真理人議長 委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより討論に入ります。 最初に、本件を採択することに賛成の者の討論を求めます。 19番・大山茂議員。 (19番「大山 茂議員」登壇)
◆19番(大山茂議員) 19番、大山です。ただいま議題となっております議請第1号・「安心できる介護保険の実現を求める件」について、賛成討論を行います。 この請願は、来年4月より実施される介護保険制度について国民の間でさまざまな不安が広がっているところから、1,200名を超える署名とともに市民から提出されたものであります。既に全国の3分の1を超える1,200以上の地方議会がこのままでは低所得者を排除することになる、サービス提供の基盤が間に合わない、介護の認定のあり方が実態にそぐわないなど、国による財政支援や制度改善を求める意見書を上げているところであります。 この請願の趣旨は、介護保険導入に際して、現在坂戸市が実施している介護水準を下げることなく、安心して介護が受けられるようにしてくださいとあります。現行の高齢者福祉サービスを後退させることなく、市民が安心して介護を受けられるようにしていくことに党派を超えての賛成を求めるところであります。 さて、日本共産党はこの介護保険の深刻な事態を打開するために、緊急な提案を行っているところであります。4点の緊急提案を行っております。第1点は、政府の責任で実態の全国調査を行い、国民に報告すること。第2は、実施に当たっては、最低限必要な制度改定を行うこと。第3は、保険料の徴収は一定のサービス提供の準備が整うまで延期すること。第4は、サービスの提供は過渡的な措置で実施をすること。そして、財源の確保についても提案をしております。国民が払っている税金は、国税、地方税合わせて約90兆円ですが、そのうちの50兆円ものお金を公共事業につぎ込んでいます。これは、異常な財政運営と言わざるを得ません。我が党は、介護体制の整備が国民の生活保障の基本にかかわる緊急の国民的課題となっていることを重視し、逆立ちした異常な財政運営にメスを入れ、その根本的な是正に踏み出し、安心できる介護保障の方へ財政を振り向けるということを提唱をしております。これらについては、今後大いに議論をしていきたいと思います。 以上、さきに述べた理由により、安心できる介護保険の実現を求める請願への賛成討論といたします。市民が安心して介護を受けられるため、賛成を求めるものであります。 (19番「大山 茂議員」降壇)
○
塘永真理人議長 次に、本件を採択することに反対の者の討論を求めます。 27番・斎藤篤司議員。 (27番「斎藤篤司議員」登壇)
◆27番(斎藤篤司議員) 27番、斎藤篤司です。ただいま議題となっております議請第1号・安心できる介護保険の実現を求める請願の採択に不採択の立場から討論を行います。 かかる課題につきましては、連日にわたりましてマスコミをはじめあるいは市の行政、国の行政、大きな関心事というよりもむしろこの政治のあるいは行政の今後の中核を成すものであるというふうに私どもは理解をし、認識をしておるところでございます。そうして、これがいいものができないと、21世紀の福祉が根底から崩れてしまう、そういうふうに信じておるところでございます。 坂戸市でも私ども所管委員としての策定委員会に参画をさせていただいております。これらの審議の中で、いろいろなお話も出ております。今回の策定委員会の委員については、市長の配慮で
一般公募による人たちもたくさん出ておられます。そういう中で、いろんな意見、どうしたらいいものができるのか、坂戸方式と言われるような、そういうすばらしい保険制度をつくっていこうではないか、そういうことで真剣に過去何回にもわたりまして、策定の協議を重ねている最中でございます。そういう中で、安心できる介護保険の実現云々という請願が議会に付されたということでございます。 もとより、議会は坂戸市という団体の意思の決定機関でございます。そういう団体、議会が策定委員会が未了の中でこの採択をするということについては、先ほども申し上げましたように、介護保険策定委員会に対する影響が極めて大きい。そういう状況の中で、私は本来策定委員会の結論が出てそれを審議をする、そういう立場の議会が事前にこの採択をすべきではないというふうに考えておるわけでございます。 ぜひひとつそういった面をご理解をいただくと同時に、議員各位にも格段のご配慮をいただいて、この不採択にお力添えをいただきたいとお願いを申し上げる次第でございます。 それともう一つ、議会のルールといいますか、議会の約束事で全市民的なものあるいはそういったものについての請願については、ぜひこの全会一致でいこうという約束が今日までとり行われてまいりました。今回につきましても、6月の段階でそういうお願いも申し上げました。しかしながら、これを全く無視をしまして、継続をしている。一部の議員だけでこの紹介議員になっている。そういう経過があるわけでして、これはみずからが決めた約束事をみずからが踏みにじっていく、そういうことで、決して望ましいこととは思わないわけでございます。ぜひひとつ関係各位にもご理解をいただくと同時に、今後こういったみずから決めたことをみずから踏みにじる、そういうことのないように、格段のご理解、ご協力をお願いをいたしまして、本請願に対しましては不採択ということで、不採択の討論といたします。 ありがとうございました。 (27番「斎藤篤司議員」降壇) (「議長、休憩」の声)
○
塘永真理人議長 ほかに。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 暫時休憩します。 午前10時50分 休憩 午前11時50分 再開
○
塘永真理人議長 再開いたします。 斎藤篤司議員より先ほどの反対討論に対し、訂正の発言を求められておりますので、これを許します。 27番・斎藤篤司議員。 (27番「斎藤篤司議員」登壇)
◆27番(斎藤篤司議員) 先ほどの反対討論の後段の中で、「一部議員」という発言を申し上げましたが、これを「一部会派」に訂正を願いたく、お願いを申し上げる次第でございます。 よろしくどうぞお願いいたします。 (27番「斎藤篤司議員」降壇)
○
塘永真理人議長 ただいまの斎藤篤司議員の発言の訂正については、これを許可することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議ありませんので、発言を訂正することに決定いたします。
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより議請第1号を起立により、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件を採択することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立少数「7名」)
○
塘永真理人議長 起立少数であります。 よって、本件は不採択とすることに決定いたしました。
△日程第14
議員提出議案第2号
デポジット制度の法制化を求める意見書の提出について
△日程第15
議員提出議案第3号
内水排水機場の設置など
河川整備の推進に関する意見書の提出について
○
塘永真理人議長 日程第14・
議員提出議案第2号・「
デポジット制度の法制化を求める意見書の提出について」及び日程第15・
議員提出議案第3号・「
内水排水機場の設置など
河川整備の推進に関する意見書の提出について」を
一括議題といたします。 議案につきましては、お手元に配付のとおりですので、ご了承願います。
○
塘永真理人議長 提出者から提案理由の説明を求めます。 13番・広沢市太郎議員。 (13番「広沢市太郎議員」登壇)
◆13番(広沢市太郎議員) 13番、広沢です。ただいま議題となっております
議員提出議案第2号及び第3号の2議案につきまして、順次提案理由の説明を申し上げます。 まず、
議員提出議案第2号・「
デポジット制度の法制化を求める意見書の提出について」の提案の理由を申し上げます。地球温暖化をはじめ、地球環境問題は生命の存亡にもかかわる深刻な問題であります。そのため、これまでの生産、流通、消費、廃棄の構造を見直し、資源循環型社会経済システムの確立が緊急の課題となっております。 平成9年4月に「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」が施行され、容器包装廃棄物の再資源化の方策が制度化されました。しかしながら、再資源化に係る製造事業者の責任が新たに義務づけられたものの、依然として回収及び中間処理を担う市町村の負担は大きく、全国的にその取り組みは余り進展していないのが実情であります。 増加し続ける容器包装廃棄物に対処するためには、これまでの構造を抜本的に見直し、ごみの減量化、資源化の仕組みを社会経済システムの中に組み込むことが重要であります。そして、このことは国民一人一人の協力が不可欠であり、国民の協力を促進する方策としてデポジットがあります。この制度は、国民にわかりやすい制度であること、高い回収率やリターナブル容器への転換等が期待できること、また事業者の自己回収を促進する上でも有効な手法であります。しかしながら、地域を限定した導入は、デポジットの対象商品であるか否かを識別する必要が生じる等の問題があります。 よって、政府に対し、容器包装廃棄物の再利用、再資源化をより一層推進するため、全国的な
デポジット制度の導入について積極的に検討し、早期に法制化を図るよう強く要望しようとするものであります。 次に、
議員提出議案第3号・「
内水排水機場の設置など
河川整備の推進に関する意見書の提出について」でありますが、このたびの8月13日から14日の熱帯低気圧による豪雨では、市内全域で床上浸水137件、床下浸水146件、ボートによる水害救助人員59名、水田の冠水498ヘクタール等々被害は甚大なものであり、治水安全度は低く、市民の間からも緊急かつ抜本的な治水対策の早期実現が強く望まれております。 治水事業は国土を保全し、水害から国民の生命、財産を守り、安全で快適な国民生活を実現する上で、最も重要な基盤整備事業の一つであります。本市に関係の深い河川の整備は、順次実施されておりますが、直轄河川である越辺川と大谷川、飯盛川及び葛川の合流部が未改修のため、台風等大雨のたび越辺川の水位が上昇し、合流部からの逆流により、広大な農地及び家屋が浸水被害を受けております。 よって、国及び県に対し、市民生活の安全と都市機能の向上に大きく寄与する治水事業の重要性を認識され、事業費の大幅増額を図るとともに、合流部に
内水排水機場の設置などの
河川整備を積極的に推進されるよう強く要望しようとするものであります。 以上、一括して提案理由の説明を申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、速やかなる御議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 (13番「広沢市太郎議員」降壇)
○
塘永真理人議長 以上をもって、提案理由の説明は終わりました。
○
塘永真理人議長 これより質疑に入ります。 まず、
議員提出議案第2号・「
デポジット制度の法制化を求める意見書の提出について」、質疑を願います。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 以上で
議員提出議案第2号についての質疑を終わります。 次に、
議員提出議案第3号・「
内水排水機場の設置など
河川整備の推進に関する意見書の提出について」、質疑を願います。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 以上で
議員提出議案第3号についての質疑を終わります。 これをもって質疑を終結いたします。
○
塘永真理人議長 おはかりいたします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第2号及び
議員提出議案第3号の2議案は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、
議員提出議案第2号及び
議員提出議案第3号の2議案は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
○
塘永真理人議長 これより各案件につき、単独討論、採決に入ります。
○
塘永真理人議長 これより
議員提出議案第2号に対する討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより
議員提出議案第2号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
塘永真理人議長 次に、
議員提出議案第3号に対する討論に入ります。 (「なし」の声)
○
塘永真理人議長 討論を終結いたします。
○
塘永真理人議長 これより
議員提出議案第3号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声)
○
塘永真理人議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
○
塘永真理人議長 以上をもって今期定例会の議事は全部終了いたしました。 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 (
塘永真理人議長 起立)
○
塘永真理人議長 去る9月1日開会となりました今期定例会は、人事議案並びに
補正予算等重要な議案が審議されました。また、市政一般質問につきましても、16名と多くの議員が質問されましたが、議員の皆様方におかれましては、連日にわたり、終始熱心に市民福祉向上のため御精励を賜り、厚く御礼を申し上げる次第でございます。また、市執行部並びに行政委員各位におかれましても、常に誠意を持って審議に協力され、この機会に深く敬意と感謝を申し上げる次第でございます。 さて、いつの間にか暑さも和らぎ、さわやかな秋風の吹く季節となりました。議員各位におかれましては、時節柄各種行事等も多く、何かと御多用のことと存じますが、くれぐれも御自愛くださいまして、今後とも市政推進のため、なお一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。 (
塘永真理人議長 着席)
○
塘永真理人議長 市長からあいさつのため発言を求められておりますので、これを許します。 宮崎市長。 (宮崎雅好市長登壇)
◎宮崎雅好市長 平成11年9月第3回坂戸市議会定例会は、9月1日から今日までの長い期間でございました。この期間に当たりまして、
一般会計補正予算をはじめ、重要議案を提案申し上げたところ、議員各位におかれましては、連日にわたりまして御精励をいただき、市勢進展のために大きな成果を挙げて本日ここに終了できますことを、心から敬意を表してやまない次第でございます。 今回は水害がございました。昭和22年キャサリン台風以来の大変大きな水害でございました。議員各位におかれましては、市民のためにいろいろと御配慮をいただき、議会におきましての多くの御提言をいただきました。とりわけ9月1日冒頭におきまして、水害をなくすための御決議をいただいたわけであります。これらの決議文によりまして、私どもは国、県等にお願いを申し上げ、長い懸案でありましたこれらの揚水機問題におきましては、それらのメカニズムを解明するための調査に入るというありがたい方向づけをいただきました。さらにまた、本日は議員の提出議案といたしまして、そうして皆様方に排水の問題、水利あるいはまた水害を今後におきましてこれらがなくなるような、そういうような河川改修の問題等についての御提言を賜りました。これらをもとにいたしまして、今後におきまして河川改修がなお一層進むための努力を、最善の努力を続けてまいりたいと思いますので、変わらざる御協力、御指導をお願いを申し上げるわけであります。 今回の
補正予算は、市民のための福祉のためのものであり、さらにまた高齢者のための今後におきましての新たな介護保険がすぐに始まるわけであります。最善を尽くしながらこれらの対策を立てると同時に、議員各位におかれましては、なお気候不順な折でございますが、御健勝で市政のために多くの御提言を賜りますように引き続きお願いをしてやまない次第でございます。 9月定例議会に当たりまして、すべての議案を御可決いただきました皆さん方に心からお礼を申し上げまして、ごあいさつにかえる次第でございます。皆さんありがとうございました。 (宮崎雅好市長降壇)
△閉議及び閉会の宣告(午後零時10分)
○
塘永真理人議長 これをもって平成11年9月第3回坂戸市議会定例会の議事を閉じ、閉会いたします。...